SIH NEWS
2学年「地域探究クラス発表会」
10月26日(水)、6~7校時に2学年で「地域探究クラス発表会」が行われました。
6校時は、各グループの中で各々が地域探究活動の成果発表を行い、各グループでの代表者を1名選出しました。
7校時では、各グループで選出された代表生徒1名がクラス生徒全員の前で発表を行いました。
この発表会には、いわき市の職員の方が4名、認定特定非営利活動法人カタリバの職員の方が2名が来校されて、生徒の発表の様子を参観されました。
今回のクラスでの発表をもとに各クラスの代表生徒を2名選出し、その選出された代表生徒は、12月12日(月)に本校南体育館で行われる全体発表の際に発表してもらうことになっています。
令和4年度 2学年 大学訪問研修
9月21日(水)に2学年の総合的な探究の時間として、筑波大学,山形大学,福島大学を訪問してきました。
筑波大学では研究基盤総合センターとプラズマ研究センターに分かれて研究施設の見学、説明を受け、大学生の案内で中央図書館や体育ギャラリーなど自然豊かで広大なキャンパスを見ることができました。
山形大学小白川キャンパスでは午前中に大学説明、体育施設や図書館、SCITAセンターなどを見学するキャンパスツアー、午後は地域教育文化学部三上教授の「論語に学ぶ後悔しない進路選択術」の講義を受けました。自らの「義」を打ち立てていくために学ぶ気持ちを持つことができました。
山形大学米沢キャンパスでは工学部の説明に続き、化学・バイオ工学科山本教授の模擬講義「工学の研究は医学に貢献できる?」によって、医工学の分野を知り、研究内容の奥深さに気づかされました。昼食をはさんでキャンパスを見学しました。
福島大学では文系と理系に分かれて学類の説明を受けた後、高等教育企画室の前川准教授の講義「君が学ぶと世界が変わる」を聴き、「今、何のために学ぶのか」を考えました。
どのコースでも学問や研究の楽しさが感じられ、今後の主体的な学びへつながる経験をすることができました。
コロナ禍にもかかわらず受け入れてくださった各大学の関係者の皆様へ、厚く御礼を申し上げます。
なお、この活動は福島イノベーション人材育成実践事業(トップリーダー育成事業)の一環で行いました。
医療系学部学科出前講義を開催いたしました
医療系学部学科への進学を志望している生徒に対して、大学での学びの内容を提供し、生徒の目標をより明確にし、進路希望の実現に役立てるために、医学系学部学科出前講義(医療フェス)を開催しました。 今年度は、医学科、臨床検査学科、薬学科、看護学科、理学療法学科の先生方を講師に迎え、各大学学部学科の紹介や講師の先生の専門分野の講義、福島県の医療現場の現状と課題等について講義して頂きました。 生徒が志望している学科について知り、進路実現に向けて明確な目標を持つことができ、そして貴重なお話も聴くことができ、とても有意義な講義となりました。 講師の先生方には、この場をお借りして、心より厚く御礼申し上げます。 |
■医学科の講義の様子
講師:福島県立医科大学 医学部 肝胆膵・移植外科学講座 教授 見城 明 氏
演題:臓器移植とチーム医療
■臨床検査学科の講義の様子
講師:福島県立医科大学 保健科学部 臨床検査学科 准教授 鈴木 英明 氏
演題:臨床検査技師の魅力と活躍
■薬学科の講義の様子
講師:医療創生大学 薬学部 薬学科 教授 堀 一之 氏
演題:薬学部からでも公務員として多様な仕事ができます
■看護学科の講義の様子
講師:医療創生大学 看護学部 看護学科 教授 樅山 定美 氏
演題:看護師の仕事を知り、COVID-19を含め一緒に看護を考えよう。
■理学療法学科の講義の様子
講師:医療創生大学 健康医療科学部 理学療法学科 助教 阿部 裕一 氏
演題:理学療法とは?
令和4年度 廃炉・イノベーション現場見学ツアー
8月5日に福島イノベーション・コースト構想推進機構のご協力のもと、廃炉イノベーション現場見学ツアーが行われました。今年度は13名の生徒が参加しました。
イノベーション・コースト構想について理解を深めるために、浜通りで行われている廃炉や復興の現状を理解するとともに最先端技術に触れ、課題を発見するきっかけとすることを目的として、関連施設の見学や体験活動を行いました。
楢葉遠隔技術開発センターでは、最初にセンターについての講義を聞き、この施設が原子力機構の中でどのように位置づけられているか、またどのような役割があるかを学びました。JAEAの組織や廃炉の具体的なイメージを持っている生徒は少なかったので、初めて聞く内容が多く生徒はその内容に興味津々の様子でした。
続いて、研究棟のバーチャルリアリティシステムを見学しました。原子炉建屋のサイズ感や内部の状況をその場にいるかのような臨場感で観察することができ、またバーチャルリアリティシステムを用いて行われる研修があることを知ることができ、多くのことを学ぶことができました。
最後に、試験棟を見学し、ロボット操作の実習を行いました。偶然にも廃炉作業に向けての実際の試験が行われている最中だったこともあり、貴重な体験をすることができました。また、ロボットの操作の体験については生徒たちが楽しみながら実習することができました。
福島エコクリエート株式会社では、産業副産物の「地産地消」や土木資材についての説明を受けた後に、実際に工場で作られている様子を見学しました。石炭灰の有効利用などについて学ぶことができ、地域の先端産業についての理解も深めることができました。
福島ロボットテストフィールドでは、ドローン体験や最先端のロボット実験施設の見学を行い、防災を始めとした最先端研究の現場を見学することができました。
今回のツアーを通して、参加した生徒達は廃炉や防災についてしっかりと学びを深めるとともに、最先端の地域産業に実際に触れて、新たな視点を養うことができたようです。
令和4年度磐陽ゼミ(サマーゼミ、地域医療)
夏季休業中の8月3日、10日、17日の3日間にわたり、令和4年度磐陽ゼミ(サマーゼミ)を行いました。
今回は本校に医学コースが設置されたことから、地域医療をテーマにし、いわき医師会の先生方やいわき市役所の保健福祉部地域医療課の職員の方々をお招きして活動しました。
初日はいわき市医師会会長の木村守和先生(木村医院)から「いわき市における医療の現状と課題」と題しまして講義いただき、2日目、3日目の活動のためのグループ分けと自己紹介を行いました。
2日目は「いわきの医療の問題と解決策について」をテーマに、KJ法を用いて各グループごとに話し合い、活動しました。
3日目は2日目のテーマを踏まえて、「いわきの医療の問題に対して自分たちができることは?」をテーマに意見を出し合い、グループごとに代表者が参加者全員の前で発表を行いました。
事後の生徒の感想を見ますと、いわきの地域医療についてのみならず、いわきや浜通りの問題点や今後の取り組みについても考える機会となったようです。
今回の活動に際しまして、いわき市医師会並びにいわき市役所保健福祉部地域医療課からご協力をいただいたこと、感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。